リノベーションの重要性
介護を必要とする時、大きく分けて二通りあると思います。
1つは病気もなく健康なまま年老いて物忘れや足腰の衰えからくる高齢者としての介護。
もう一つは昨日まで五体満足だった体に異変が起き大病になり手足が不自由になった時です。
最後まで介護なしという人は少数です。
本人はもちろんですが、家族の暮らしも一変し最後まで介護の暮らしになります。
それも期限は誰にもわかりません。その時の覚悟は必要で毎日休みなく続く家族の介護の負担を少しでも軽く、リハビリを兼ね自立を目指す本人のためにも助けてくれるのが心地いい「間」をデザインするのが本来の介護リフォームです。
介護リフォームのタイミングとポイント
大病などで手足が不自由になった時点で手すりや段差解消などの介護リフォームを考えます。それも当然だと思います。それまでのリフォームは住設機器の故障で交換というミニ工事が多いですが、今までの経験で50歳代で子供の独立、結婚等で夫婦二人暮らしになる機会に二人仕様でデザイン重視のリノベーションを希望されるご家庭が多いです。
ところがこのタイミングの工事内容には問題が多くあるのですが、施主、工事業者両方が施主のご希望だけをうのみにしたプランで実行されることが多々あります。これに私は疑問を持っていました。
後何年かすればセカンドステージからサードステージの高齢者への道を歩むことに気づいていないのです。今から手すりを取り付けたりする必要はありませんが、このリノベーションをきっかけのクロスの張替時に将来手すりの取り付けのための部分補強壁にしておくとか、1Fに寝室を移したときトイレや浴室の動線の間取りなど、必要な準備を含んだリノベーションが良いタイミングではないでしょうか。
